日中翻訳学院の皆さまのお力添えのお陰で、今年も数多くの翻訳書(合計9冊、最後にリストを掲載)を刊行することができました。
日本僑報電子週刊 第1540号 2022年12月21日(水)発行
http://jp.duan.jp 編集発行:段躍中(info@duan.jp)
●編者より
2022年も残すところあとわずかとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
日中翻訳学院の皆さまのお力添えのお陰で、今年も数多くの翻訳書(合計9冊、最後にリストを掲載)を刊行することができました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
さて、弊社の今年最後のイベントとして、第4回「日中翻訳フォーラム」・「高橋塾」第14期スクーリングを12月24日午後に開催いたします。事前にお申し込みが必要ですので、お誘い合わせの上ご参加ください。
また、来年2月頃にも日中翻訳学院の『知日家を語る日本』についてのイベントを予定しております。
皆様のご参加をお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
段躍中
◆第4回「日中翻訳フォーラム」・「高橋塾」第14期スクーリング、12月24日開催
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今回のテーマ「中日対照言語学から見る介詞“往”の用法と日本語訳」について、高橋弥守彦日中翻訳学院院長が長年の研究に基づき、中日対照言語学の見地から、実践的な翻訳技法を専門的かつ詳細に説明されます。
また、日中翻訳学院で学び、『悠久の都 北京 中国文化の真髄を知る』を翻訳された若手翻訳家の米井由美さんが受講・翻訳体験談を報告します。
皆様万障お繰り合わせの上、是非御出席くださいますよう御案内申し上げます。
日 時:2022年12月24日(土)14:00~16:00 (東京時間、13時半~入室可能)
場 所:Zoom(要お申込み)
参加費:高橋塾14期生…無料 他参加希望者…1100円
お申込み方法・詳細:http://duan.jp/1224.htm
日中翻訳学院『知日家が語る「日本」』翻訳チーム(受講者)による翻訳体験談(抜粋)
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今回掲載した体験談はダイジェスト版です。
詳しくは来年2月開催予定のイベントにて発表予定です。ご期待下さい。
■石井 敏愛 (会社員、2018年から日中翻訳学院「武吉塾」に4期、「高橋塾」に5期参加)
翻訳完了予定日(スケジュール)の作成や翻訳時間の確保に苦労しました。平日会社勤務のためあまり時間がとれず、自分がどれぐらいのスピードで翻訳ができるか不明でした。
初めての翻訳体験でよかった点は以下の通りです。
一、翻訳は楽しい! 翻訳は難しいが、やはり奥が深く、面白い。特に今回、知日家による日本論という内容で、良く知っている日本のことを、中国人を中心とする作家陣が様々な角度から分析、考察していて、非常に興味深かった。
二、勉強になった! 中国語の単語、用法、翻訳の仕方など、勉強になったことが多く、訳本の出版のプロセス(計画、翻訳、校正など)も勉強になった。
三、形(本)になった! 翻訳チームの一人として本の出版に参画でき、形として残るものができた。
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■菅原 尚子(「高橋塾」受講生、現在はフリーランス日中翻訳者)
『知日家が語る「日本」』はもとは『日本世相』という、日本在住であるとか日本について詳しい中国の方などが書かれたエッセイをまとめた本です。
ざっと読んでみたときに驚いたのは、日本のことなのに私が知らないことが多く、よくご存じだなあということでした。中国の方の目を通して見たり感じたりした日本は、ちょっと異色なものでした。日本人である私も異文化として日本を見つめているようで、不思議な感覚でした。
今回は様々な方が書かれたエッセイということもあり、その方の個性というか、カラーみたいなものを残したいと思いながら翻訳してみました。うまく色が出せているといいのですが……。
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■平松 宏子 (高校教師、「武吉塾」「高橋塾」受講生)
まず、フィールドが日本であるということから、一読してその場の光景を思い浮かべることができた。日本生まれで日本育ちの者にしたら、幼い頃から慣れ親しんで、「当たり前」としてきたことが、バックグランドの違う人から見れば、驚きになるということも面白かった。筆者の皆さんの、日本文化に対する深い造詣も感じられた。
今回の翻訳もいろいろな方に助けていただいた。中国語の含意はネイティブの知り合いに教えてもらい、京都弁については、たくさんの友人からアドバイスをもらった。原作者の一人が知人であるということもラッキーであった。楽しみながら、自分も成長ができるよい体験であった。
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◆『知日家が語る「日本」』
笹川日中友好基金の中国語のメディアアカウント「一覧扶桑」から「知日派」中国人作家ら13人による文章を厳選。今まで気づかなかった日本の文化、社会、習慣などを見つめ、日本の魅力を知り、新たな日本を発見するユニークなエッセイ集。
http://duan.jp/item/327.html
◆2022年刊行の訳書一覧
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日中翻訳学院の皆さまのお力添えのお陰で、今年も数多くの翻訳書を刊行することができました。以下、刊行日順で紹介いたします。
『中国の農村振興』 http://duan.jp/item/330.html
『知日家が語る「日本」』 http://duan.jp/item/327.html
『中国初の国家公園 三江源国家公園 高原動物植物図鑑【永久保存版】』
http://duan.jp/item/274.html
『中国政治経済史論 三作目』 http://duan.jp/item/303.html
『悠久の都 北京――中国文化の真髄を知る』 http://duan.jp/item/288.html
『中国の進む道――これまでの発展と今後の方向を弁証法的に分析』
http://duan.jp/item/324.html
『隣人新書21 中国共産党と中国の発展』 http://duan.jp/item/321.html
『中国の新聞・出版産業70年史』 http://duan.jp/item/299.html
『読書の社会学―国民読書推進のために―』 http://duan.jp/item/302.html
翻訳者の皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
来年もご支援、ご協力のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。
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